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能楽堂でみた!

  • Kumiko
  • 2015年5月7日
  • 読了時間: 2分

 狂言・歌・能…と…

 10年以上もこのような舞台を鑑賞することもなく過ごしてきた。

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 先日、新潟で開催された『アートミックスジャパン2015』という日本の伝統芸能を2日間ではしごして観る祭典みたいなものに誘われ、2日目に福島から日帰りで出かけてきた。

そして、内容の濃い、とても充実した一日を過ごした。

 能・狂言を観たことはあったものの、

能楽堂ではないホールの作り舞台での鑑賞がほとんどだったので、

今までは舞台を正面から、それも遠い席からしか観たことしかなかった。

が、この日は能楽堂の最前列!

それも正面ではなく脇正面と呼ばれる、舞台正面向かって左手の席であった。

そこで見たのは”袴の紐”!

紐といっても表に出ているところではない。

袴の脇からチラと覗き見える部分のそれである。

しわひとつ無くグッと引かれた袴の紐の力強さを感じた。

そこ?と思われるでしょうが、仕事柄人があまり見ないようなところに、自ずと目が行ってしまう。

さまざまな場面で着付けをさせて頂く機会があるが、例えば結婚披露宴でのお色直し。

時には時間が限られた中で着替えを行わなければならない時がある。

時間がおしている時はどうしても、すべてを完璧に、丁寧にできない場合もある。

その例として、今回の舞台の演者が皺一つなく、着ていた着物、袴。

私が凝視していた馬乗(袴の脇から覗かれる部分)は羽織を羽織ると見えなくなるので、

つい丁寧からは脱線してしまう。

※写真は参考におかりしました。

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 つまり、その方法で着付けてしまえば、私が感動した

「力強さと、気持ち良いくらい皺がなくきれいな様」

それが失われてしまうことになる。

しかし、あの45分ほどのステージで3度ほど衣裳をかえて

舞を披露していたにもかかわらず(つまり、着替えは数十秒?)、

袴の脇からわずかに覗くところまで行き届いた、あの美しさ、力強さ。

 あの日はとにかくあの仕上がりに魅せられた。

………で、舞台は?もちろん素晴らしかった。

特に私には意外だった歌と能のコラボは感動的だった。

そのお話は、また次にでも。


 
 
 

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