2年前の山たち
最近、2年ぶりの場所、ふたつに行ってきた。
どちらも心がすっきりかつ活力をもらえる場所。
1枚目の写真は、蔵王のお山でみたガクアジサイ。
芝草平まで歩き、チングルマの群生を横目におにぎりをほおばる充足感。
NHKの取材クルーもいたから、お花畑を見るにはちょうどいい時期だったんだと思う。
2年前も、沢山の高山植物を見ることが出来て、しかも少し曇り空だったから、白い花の写真撮影にはもってこいの日だったことを思い出した。
今年は、とてもいい青空で、太陽の熱が体力を奪うので早々に引き上げた。
帰りに、遠刈田温泉に立寄り、三角揚げと豆乳ソフトを食べた。
2枚目の写真は、羽黒山の五重塔近くのアジサイ。
こちらもまたいいお天気で、森の外は、蒸し暑い。
一転、修験道の森の中に足を踏み入れると緑の風が心地よく、何とも言えない感覚だ。
2年前、父と、月山登山の帰りに立ち寄ったのだ。
羽黒山山頂に2人ともサンダルでお参りし、せっかくだから五重塔も見たいと
山頂から階段を下りたのが運のつき。
2446段の階段をおり、五重塔までなんとか来たが、
同じ道を戻るのが何より早いと聞き、
山頂の駐車場まで一気に戻り、かつ鶴岡から福島までその日のうちに車で帰ったのだ。
その時、湯殿山以外の出羽三山、月山、羽黒山に1日2つをクリアしたわけだが、
今回、階段のこう配を再び体験し、白装束に身を包んだ人たちの山入りを目撃し、
さらに山頂から五重塔に近い山門まで車で移動してみて、
この距離を知っていたなら、
月山帰りにサンダルで行ってみようなんて考えもしなかっただろうとつくづく思った。
なにより、その修行のような階段往復をして、筋肉痛にならなかった古希を超えた父は逞しい...