10月14日 事前レクチャー
いよいよ、明後日に迫った事前レクチャー
福島市はここ数日で急激に寒くなり、冬の足音も聞こえてくるようです。
さて、そんな秋も深まった日の夜に能楽のお話を聞きにいらっしゃいませんか?
能楽は、日本に650年ほど長く続く芸能です。
祈りの芸能ともいわれ、“祝福”や“鎮魂”を舞台にあらわします。
そのおこりは中世、その頃から続く変わらないものはあるのか。
震災を経た現在に能楽を通して見えてくるものはなにか。
京都の能楽師、河村晴久師、東北学の提唱者で民俗学者の赤坂憲雄氏のお二人にお話をして頂きます。
■事前レクチャー
2016年10月14日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
@長楽寺 坐禅堂(福島市舟場町3−10)
参加費 1,000円/人 定員50名
登壇者 赤坂憲雄氏、河村晴久氏
講師|
河村晴久(かわむら はるひさ)
昭和31年生。京都市出身。同志社大学大学院文学研究科修了。父河村晴夫、伯父河村禎二、叔父河村隆司、および13世林喜右衛門に師事。今までに「猩々乱」「石橋」「道成寺」「安宅勧進帳」「屋島弓流」等を披く。日本能楽会会員。重要無形文化財「能楽」総合認定保持者。株式会社能楽舎代表取締役。同志社大学客員教授など歴任。平成17年度文化庁文化交流使(アメリカに一月半滞在しハーバード大学などで活動)。演能のほか、大学での授業、講演、海外での講演活動も多い。ワシントンでの公演を始め、パリ、ユネスコ本部で講演、公演するなど、海外での英語による公演は40回を越える。『対訳で楽しむ謡本』(檜書店刊)解説等執筆。
トークゲスト|
赤坂憲雄(あかさか のりお)
1953年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。東北芸術工科大学教授、同大東北文化研究センター所長などを経て、現在、福島県立博物館長。学習院大学教授。民俗学、日本思想史を研究。1999年『東北学』を創刊。2011年4月、東日本大震災復興構想会議委員就任。5月、福島県復興ビジョン検討委員会委員就任。6月、南相馬市の復興ビジョン会議委員就任。著書に、『岡本太郎の見た日本』(ドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、岩波書店)、『東北学/忘れられた東北』『岡本太郎という思想』(講談社)ほか多数。